
大学職員は40歳で1000万円って聞いたけど本当?
給与とか休みはどんな感じなんだろう?
いまいちな部分も正直に知りたいな…
現役人事担当と現役国際担当の現役大学職員2人が、ホワイトと言われる大学職員に転職した際のメリット・デメリットを徹底的に解説します。
僕たちが実際に転職したときに感じたメリットとデメリットを忖度なしですべてお伝えしますので、参考にしてみてください。
・大学職員の5つのメリット
・大学職員の3つのデメリット
・大学職員になるための最短ルート
✔本記事の信頼性


ホワイトな大学職員のメリット、デメリット

結論からお伝えすると、僕たちはホワイトな大学職員に転職するメリットは5つ、デメリットは3つあると考えています。
- 給料が高水準
- 休暇が取りやすい、長い
- 転勤がない
- 労働時間が短い
- ノルマがない
- 古い組織体質
- 成果給的側面が小さい
- 専門性が身につきにくい
これらのメリット、デメリットについては、登録者数50万人超えのyoutuberサラタメさんの『サラタメのホワイト転職』で詳しくお話しているので、こちらも是非ご覧ください。
結論としてはいろいろなことを吸収して成果を出していきたいと考える20代の方には少し物足りないかもしれませんが、僕たちのようにアラサーからワークライフバランスを考えるようになった方にはとてもオススメできるホワイトな職業です。

実際に私立大学職員は離職率が低く、たまに辞める新卒職員がいる一方で、転職者はほとんど退職しない傾向にあります。
それでは、これから大学職員のメリットとデメリットを一つずつ解説していきます。
ホワイトな大学職員のメリット①:給料が高水準

私立大学職員の給与は、大学によっては40歳になる前に年収1000万円を達成します。
これは有名な話ですが、年収1000万円はサラリーマンの5%しか到達できない水準です。
また業種別の平均給与でみても、全体のトップ5に入る給与水準です。
給与面は上を見ればキリがありませんが、厳しいノルマなく事務職の年功序列でこのような給与水準は日本中をみてもあまり多くありません。
しかも給与は基本的に右肩上がりで、定年まで給与額が下がらないことが多いので、大学によっては生涯賃金は大手の銀行などと同じくらいになるケースもあります。
大学職員の給与やその他の待遇、生涯賃金については、下の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

ホワイトな大学職員のメリット②:休暇が取りやすい、長い

大学職員は、休暇が非常に取りやすく、また長期休暇は非常に長いのが特徴です。
大学職員に転職して改めて感じますが、夏休みや年末年始の休みが2、3週間取れる職業はなかなかないと思います。

長期の休みは海外旅行に行ったり、趣味を楽しんだり、こどもと遊んだりと有意義に過ごしています。
しかもこの夏休みや年末年始休みは、有給休暇には含まれないので、夏と冬以外にもたっぷりと休むことができます。

有休休暇も取りやすいので、子供の体調が悪くなったときは、妻よりも僕が休みを取ることの方が多いです。
ホワイトな大学職員のメリット③:転勤がない

大学職員は、基本的にキャンパス内での転勤以外はありません。
ただし、キャンパスを複数持っていたり、附属の高校や施設を持っている大学はその場所への転勤も考えられますので、その学校法人が持っている附属施設はチェックしておきましょう。
多くの大学では、同じ県内や隣接した県にキャンパスがあるので、転居を伴う異動(転勤)はありません。

銀行で働いていた時は、いつどこに転勤になるかわかりませんでした。
独身の時はよかったですが、家庭を持つと全国転勤は大きなリスクだったので、この条件はとてもうれしいです。
ホワイトな大学職員のメリット④:労働時間が短い

私立大学は、一般的に所定労働時間が短いことが多いです。
エレンは首都圏私立大学で勤務していますが、始業が8:45 ➡ 終業が16:45で、実労働時間は7時間です。
ちなみに残業は1分単位で申請するよう指示されているので、18時前の退社で1時間の残業がつきます。
また、大学全体でみても残業時間は月に10時間程度ですので、非常に働きやすい環境だと思います。
大学職員の残業時間については、ソースの大学、エレンの大学、それぞれの残業事情について、下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。

ホワイトな大学職員のメリット⑤:ノルマがない

大学職員には基本的にノルマというものがありません。
数字が求められそうな入試課や国際課などの場合、目標はありますが、大学での目標はノルマではなく、本当に『目標』です。
世の中にはノルマがあったほうが燃えると言う人もいますが、精神的なつらさを感じている人の方も多いと思いますので、安定したメンタルで働きたい人にはおすすめです。

僕の大学では昨年、入試課が大きなミスをして入学者が減少しました。
しかし損失は数億円以上なのに、入試課から異動した人はいませんでした。
ノルマのない業種に転職したい人は、大学職員と公務員を比較するケースがよくありますので、下の記事で比較してみましたので、参考にしてみてください。

ホワイトな大学職員のデメリット①:古い組織体質

デメリットの1つ目は、古い組織体質であるという点です。
大学という組織は、終身雇用と年功序列制度が続いているところが多く、それ以外にもまだまだ古い組織体質が残っていると言えます。

民間企業と比べると紙ベースの資料が多かったり、無駄に会議が多かったり、印鑑文化が根強く残っています。
そして、具体的な業務内容についても”前例に従う”というような業務が多いことから、変革的な発想や仕組みはなかなか導入が難しい部分があります。
そのため、最先端企業で働いていた方や新しいことにどんどんチャレンジしたいような方だと物足りなくなるのではないかと思います。
ホワイトな大学職員のデメリット②:成果給的側面が小さい

デメリットの①でも説明した通り、大学という組織は、引き続き終身雇用と年功序列制度が続いているところが多いので、成果給的側面が小さいです。
給与体系は大学によって様々ですが、基本的には年功序列で上がっていくところが多く、役職による手当はそれほど大きくありません。

基本給やボーナスに対して成果給を導入している大学も少しずつ増えてきていますが、まだまだ少ないというのが現実です。
そのため、若手でもガンガン成果をあげて、たくさんの給料をもらいたい、いずれは普通のサラリーマンでは稼げないような金額(年収2000万円クラス)を稼ぎたいといった人には向いていません。
また、このような環境のせいか、働かない年配職員がいたり、民間企業から転職してきた若手職員に業務が寄ってしまう、ということも少なくありません。
この点を不満に感じる若手職員が多い、というのも事実ですので、大学職員を目指す方はその点は理解しておく必要があります。
ホワイトな大学職員のデメリット③:専門性が身につきにくい

デメリットの3つ目は、専門性が身につきにくい、という点です。
大学職員は、ノルマがなく落ち着いて働ける一方で、業務内容は単調な仕事なども多く、また業務の難易度も決して高くありません。
そのため、専門的な知識やスキルなどは身につけにくく、次のキャリアとしてスキルや専門性が求められるような仕事に転職したいと考えている人には向いていません。
これについても、ノルマがなかったり、メンタル的に落ち着いて働けることの裏返しだと思いますので、どちらを取るかは人それぞれかと思います。
まとめ:ホワイトな大学職員に転職する方法

今回は、僕たちが実際に大学職員に転職して感じたメリットとデメリットを解説しました。

個人的には、アラサーくらいで結婚をしてワークライフバランスを整えたい方にとてもおすすめの職業だと思います。
40歳で年収1000万など、好待遇の大学職員ですが、いろいろな業種から転職でき、資格も不要なので、人気が高まりつつあります。
大学職員の中途採用は拡大傾向ですが、高倍率なので、転職サイトと大学職員に強い転職エージェントから非公開求人情報を得ることが、早く内定を獲得するコツです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。