
大学職員がホワイト高給な仕事だと聞いて転職を考え始めた。
まずは母校を受けようと思うけれど、大学職員は高倍率と聞いたし、なるべく多くの大学を受けてみたい。
母校じゃないとダメとか、そういう制限はあるのかな。
今回は現役人事担当と現役国際担当の現役大学職員2人が、そんな疑問やお悩みにお答えします!
・母校出身者と他大学出身者の割合は?
・母校出身でなくても出世はできるのか?
・大学職員になるための最短ルート
✔本記事の信頼性


今回は、現役大学職員の2人が、”母校(出身大学)以外への大学職員への転職の可能性や、転職後はどうなのか”について解説していきます。
母校(出身校)以外への大学職員への転職は可能?

結論としては、可能ですのでご安心下さい!
採用に関しては、新卒の場合も、中途採用の場合も、母校出身枠と他大学募集枠が分かれているケースが多いです。
ただし、大体何名ずつ採用しようといった感じなので、状況によって柔軟に増減します。
そのため、母校出身者と他大学出身者の応募者数、またそれぞれの採用人数次第です。
しかし、一般的には倍率などを考慮すると、母校出身者の方が合格しやすいと言えます。
ちなみに現在はこんな感じですが、昔(15年~20年以前)はほとんどが母校出身の採用(+そもそもほとんどが新卒採用のみで、中途採用はほとんどなかった)です。

僕の転職同期は僕を含め全部で6名ですが、3名が母校出身者・3名が他大出身者です。
役員・部長クラスはほとんどが母校出身者ですが、これは上でも説明している通り、新卒・母校出身者が採用者のほとんどだった時に採用された人が適正年齢に該当しているからです。
大学職員への転職において母校出身者は優遇される?

まず結論から書くと、母校出身者というだけでは優遇はされません。
上で説明した通り、母校出身者と他大学出身者で、採用枠が異なります。
エントリーシートなどの志望理由については、母校出身者の方が確かに書きやすいですよね。
しかし結局は母校出身者同士での競争になりますし、母校出身者同士みんな同じようなことを書きます。
『昔、母校の大学職員に助けられた』『母校に感謝していて、恩返ししたい』『母校への愛着が強く、是非母校の学生を助けたい』など…
こうなると差別化が難しい部分があります。
一方、他大学出身者は必然的に別の理由を書くことになるので、そちらが個性的だとみられることがあります。
母校出身者の大学職員の割合は?


僕の大学では全体で計算すると母校出身者4:他大出身者1くらいです。
ただし年齢別で見ると、45歳以上はほとんど母校出身者である一方で、それ以下の年齢については母校出身者1:他大出身者1といった感じです。
母校出身者でなければ採用しない大学はある?

一部の大学では母校出身者でなければ採用しない例があるようですが、極めて稀です。
特に中途出身者に関しては、採用する意図として、多様性の獲得や、外部の経験、外部文化の導入等がありますので、母校出身者のみを採用することはデメリットが大きいのです。
転職後、出身大学ごとの派閥はある?

まず母校出身者ですが、同窓会組織などがあり、また母校への思い入れが強い人が多いので、つながりは強いといえます。
しかしいわゆる派閥はほとんどなく、出身大学ごとの争いは見たことがありません。
そもそも母校以外の出身者については、まず誰がどこの大学出身かということを把握している人がほとんどいません。

僕は他大学出身ですが、母校出身の後輩がよく飲みに誘ってくれます。
おそらく僕が他大学出身ということをそもそも知らない後輩もいますし、知っている後輩もはっきりいって何も気にしてないと思います。
母校出身でない場合、出世に影響はある?

結論としては、多くの大学で影響はありません。
説明した通り、学閥がないということが主な理由です。

僕の大学では実際、現在の事務職員のトップは母校出身者でありません。
役員については、母校出身者が多いですが、それは彼らの年代はほとんど新卒母校者採用を行っていたことが理由です。
課長やそれ以下の役職については、母校出身者と外部出身者は半分ずつくらいで、年齢別での出世状況も見ても同じことが言えます。
まとめ:大学職員に転職する方法

結論としては、母校・母校以外も沢山応募してください。
一般的には母校の方が採用される可能性が高いですが、母校出身者のライバルが強力なこともあります。
また、各大学が中途採用の募集を行う時には、特定のポスト(財務部担当、人事担当、法務担当、IT担当など)以外は取らないということもあります。
こればかりはタイミングなどもありますので、あまり深く考えすぎず、なるべく多くの大学に応募していただくことを強くお勧めします。
40歳で年収1000万など、好待遇の大学職員ですが、いろいろな業種から転職でき、資格も不要なので、人気が高まりつつあります。
大学職員の中途採用は拡大傾向ですが、高倍率なので、転職サイトと大学職員に強い転職エージェントから非公開求人情報を得ることが、早く内定を獲得するコツです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。